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Cercon/Zeno 組成比較

セルコン ゼノテック
ジルコニア 89%
イットリア 5%
アルミナ <1%
ハフニウム 5%
ジルコニア 94%
イットリア 5%
アルミナ <1%

 

Cercon システム概要


『セルコンブレイン』
スキャニングとミリングを行なう。
5μmのスキャニングピッチで読み取る。
ミリングカッターファインの径は1.0mm。
30μm以下の適合度。(メーカーより)
ソフトでバージョンアップさせる。


『セルコンアイ』
セルコンアイの導入により、今まで単冠しか出来なかった支台歯からのスキャニングが、ブリッジにも対応出来るようになる。

『セルコンベース』
ブロックサイズ4種類、カラー各2種類の計8種類。


ジルコニアブロックの製造工程で、各ブロックの収縮量を計算し、バーコードに記憶させてある。
そのため、ミリング後は収縮量を見越して、拡大された状態でミリングされる。
シンタリング後の曲げ強度は約900MPa。


『セルコンヒート』
6.5時間かけて1350℃の高温でシンタリングする。
焼成により、約30%の体積収縮を起こす。つまり、ミリングバーファインの径が1mmなので体積収縮後には0.7mm程度までの形態が再現される。
(支台歯切端の最薄部は0.9mmが必要)


『セルコンリンク』
ブリッジの連結やミリングにも応用できる。
プラスチックを読み込み、ジルコニアのアタッチメントに置き換える。

 

Cerconの特色

日本国内で初めてジルコニアフレームの許認可を取得したシステム。歯科へのジルコニアの応用にはCAD/CAMが必須となるため、セルコンの登場には高い関心が集まった。
全システム通して、インハウスで稼働させる事ができる。
特徴としてまず取り上げたい点は、ワックスパターンからスキャニングする事が可能ということ。これにより、スキャナーで読み取れない箇所や、CADでの修正が困難な箇所がある場合でも、従来通り歯科技工士がワックスアップでフレームデザインを行なうことによって、適合精度の高いジルコニアフレームに置き換えることができる。それは同時に、自由に形態を付与できることにもなり、アタッチメントを応用したブリッジの製作が可能になるなど、凡庸性の高いシステムである。
上の概要では紹介していないが、CADのセルコンアートは解りやすいインターフェイスで操作も簡単にでき、とても使いやすい。セルコンアート専用マウスのセルコンムーブも、編集作業に便利である。
新製品として、半焼結ジルコニアの他にプラスチックベース(ポリカーボネート)のミリングも可能となった。このプラスチックベースでフレームを製作し、口腔内試適、調整をした後でジルコニアに置き換えるというセルコンならではの利用法もある。
セルコンデンタルネットワークなど、導入ラボへのアフターサービスも展開。

 

 

Zenotec システム概要

『Zeno Premium 4820』
スキャナーとCADで作成したデータをミリングセンターに送信するセンター方式。
1歯を約5分で削りだし、単冠からフルブリッジまで対応している。
ミリングバーファインの径は1mmで、更に細いミリングバーも開発中。
将来的にはチタンの削りだし等にも対応していく予定。

『スリーシェイプD250スキャナー』
副歯形式のスキャニングにも対応している。
歯列模型と分割模型を別々に読み込み合成させることで、適合精度を高める。
15μm以下の適合度。(メーカーより)
レーザーと2台のCCDカメラによってスキャニングする。

『デンタルデザイナー』
デザインの自由度が非常に高い。
マージン部の微妙な修正から連結部の断面の形状に至るまで、事細かにデザインすることができる。
Zrディスク削りだしの位置決めなどができる支援機能もある。
フレームには『ドロップ』と呼ばれる足が付与される。ドロップの底面とZenoファイア焼成台の表面は滑沢な性状なので、収縮時の摩擦によるひずみを軽減させる。
また、削り残された馬蹄形の部分も同時に焼成させるので、ロングスパンブリッジ等の場合でもひずみを抑えることができる。
焼成後の曲げ強度は950MPa。

 

Zenotecの特色

国内でジルコニアの認可を得ているCAD/CAMの中でも、いち早くフルブリッジに対応したシステム。他社のシステムと比べても、適合精度には発売当初から高い評価を受けている。
工業界にルーツを持つCAMということで、信頼性も高い。
CIP法によるZrディスクの製造、約20%の低めの焼成収縮率、ドロップの付与、馬蹄形の補強部位など、各工程毎にロングスパンブリッジのひずみへの対策がなされてある。
ジルコニアの物性が金属と同程度であると言われている以上は、フルブリッジへの応用は必然のように感じられる。
カスタムアバットメント製作時にダブルスキャニングも可能。ただし、ダブルスキャニング時のCADの操作はあまり効率的ではいように感じる。
次回のバージョンアップでは、ワックスアップして読み込んだデータを編集し、均一なカットバックのデザインを複数歯同時に行なえるようになる。その他にも、咬合面のデザインも可能となるので、ジルコニアフレーム上にCADでデザインした形態をプレスし、ステイニングテクニックにて仕上げることもできる。
他のシステムと比べると日本では後発ではあるが、臨床で使いたい機能のバージョンアップも着実に繰り返され、今後も期待されるCAD/CAMシステムである。

 

おわりに

このページの製作にあたり、画像やデータの提供を快く承諾して頂いた企業関係者の皆様に深くお礼申し上げます。

資料提供
Cercon/デンツプライサンキン
Zenotec/大信貿易

 


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