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カンタンレタッチの前に絶対やっておきたいことっ

それはカンタンキャリブレーションです。

パソコンで画像管理してる歯科医師や歯科技工士にとって、モニターのキャリブレーションは必須です。

カメラの撮影条件や、パソコンに取り込んだ画像データ、プリントアウトした写真、プリンターとの互換性など、統一していなければどの色情報が正しいのかわからなくなってしまいます。

特にシェードテイクで求められる『忠実な色の再現』ができません。

パソコンの初期設定では、画面の見やすさや、目が疲れにくい発色、ブランド的なものを優先して設定されているので『忠実再現』とはほど遠いものになっています。
わかりやすく言うと、画面上で見ている白は、白ではありません。
(世の中にあふれている、紙などの『白』も忠実な『白』ではありません)

正確なキャリブレーションは非常に難しく、環境を整えるだけでも高額な資金が必要になります。
以下は初歩的な、Mac環境のキャリブレーション方法です。

『システム環境設定』→『ディスプレイ』→『カラー』→『補正』
を選びます。

手順に従い、輝度の調整を数回繰り返します。

 

ガンマ値は1.80でいいでしょう。

 

ホワイトバランスは特に重要です。
室内光の色温度が昼白色に近い場合は、露出計などで計測し、同等の数値を割り当てると良いでしょう。
もしくは、昼間の自然光に近い6500ケルビンに設定します。(こちらをオススメします)

モニター上部にフードを被せるなど、周辺の環境光を遮光すれば、より良い結果が得られます。

以上は簡易モニターキャリブレーションであり、結果に個人差も出ます。

始めは色が大きく変わったように感じますが、すぐに慣れます。
以上でモニターのキャリブレーションは終了です。

 

カンタンフォトレタッチ

ちょっとしたフォトレタッチで、少しでも実際の色に近づける方法の紹介です。

それにはシェードテイク時の写真に『グレーカード』を写し込むことが必要です。

レタッチの方法は各レタッチソフトによって異なりますので、お使いのソフトの取扱方法を読んで下さい。

ここではフォトショップの画面で説明します。

銀一シルクグレーカード
反射率が18%のグレーカードです。カメラ屋さんで手に入ります。

これを歯と同じ位の大きさにカットして、シェードガイドと一緒に写真を撮ります。

 

この写真は歯科医院でドクターが撮影したものなので、撮影時のカメラの設定が不明です。
特にホワイトバランスがオート等に設定されてあれば、正しい色なのかどうか見当もつきません。

その代わりにグレーカードが写り込んでいますね。

 

この画像はトーンカーブを実行した画像で、RGBの曲線が補正された状態です。

トーンカーブを利用して、写真に写ったグレーカードの部分を『ここの色が18%グレーである』と指定したものです。
スポイトで写真のグレー部分をクリックします。

色を補正して、観察しやすい向きに反転します。

 

肌色が自然な色に変わりました。
実際に目でみた色に近づいているはずです。

とはいえ、このグレーカードは撮影時の補助(マニュアルホワイトバランス、グレーバランスの設定など)に使うものなので、完璧に補正出来ているわけではありません。
更に近づけたければ、市販のカラーチャートも写し込んで合成させながら調整すれば良いでしょう。
いずれにしてもカメラの設定と写し方が最も重要です。


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